先延ばし克服方法 ~締切日を設けよう編~


 三日坊主を治し、すぐ行動できる方法として、締切日(プリコミットメント戦略)の設け方を解説しています。

タイムリミットの重要性


とある作家志望の1日
 僕は心に固く誓ったはずだ。

 近いうちに、長編小説を書き上げてみせると。

 しかし、気がついたら、今日も1日が終わっていた。

 昨日も、一昨日も何もしなかった。おそらく明日も明後日も、何もしないだろう。

 なぜだろう……僕はやる気はある。自分の掲げた目標を達成し、自己実現欲求を満たしたい。なのに、身体が言うことを聞かない。

 このまま僕は何もかもが中途半端に終わってしまうのだろうか。

 それだけは嫌だ。僕はやればできるんだ。成長したい、成功したい。理想の自分に近づきたいんだ。そのために僕は生きているのだから。

 胸が締めつけられる気分になる。涙が出てきそうだ。

 それでも僕は、明日も自堕落な生活を送るだろう。


 誰しも、こんな気分になったことがあるのではないでしょうか?

 やる気はあるのに、行動したくない……。なぜこのような現象が起きてしまうのかというと、切羽詰まった理由がないからです。行動しなくても自分以外は誰も困らないし、その自分も「僕はこういう人間だから」と諦めさせてしまえば、問題はないわけです。

 人間は、今やる必要のないことは一生やりません。大学のレポートは締切日ぎりぎりまで手をつけませんし、小説や漫画といったクリエイティブな仕事よりも――目標のために作業するのであれば――他の遊びを優先してしまいます。

 逆に言うと、今やる必要を作れば人は動きます。正当な納期があるもの……学校や仕事の作業なら、大抵の人は課題をこなしますよね? プライベートでも同じように締切日を設けてしまえば、ちゃんと行動できるようになるのです。

 というわけで、今回は締切日の設け方を解説します。

締切日は細かく決めよう


 締切日のない課題に関しては、自分で締切日を決めましょう。ここで大事なのは、逃げ道を作らないように細かく決めておくことです。「僕は夏休み中までに○○をする!」だけでは、後々面倒くさくなってきた時に約束事を都合よく改変してしまいます。

「たしかに僕は夏休み中までに小説を書くと言ったけど、長編を書くとは言ってない。5000文字の掌編なら書いたから、約束は守った」

 ……これでは締切日を作った意味がありません。


  • 目標と日時
  • ご褒美と罰則
  • 誰かと契約を結ぶ


 少なくとも、この4つはきちんと決めておきましょう。

締切日管理にはアプリや紙を使おう


 大抵の人間は、締切日ぎりぎりになるまで動きません。なので、できるだけ日時は短めに設定する……つまり締切日の分割をすると良いです。それが難しい場合はスマートフォンのカウントダウンアプリで締切を数値化したり、毎日の作業内容を日記につけておくのが効果的です。

 作業を習慣化させたい場合は、ToDoリストを使うと良いでしょう。毎日決まった時間にやるべきことをお知らせしてくれるアプリは便利です。紙でスケジュール表を作って、自室の見やすい位置に貼り付けておくのも効果があります。

ご褒美と罰則の、適切な与え方


 特に、ご褒美と罰則を決める場合は、保有効果とプロスペクト理論を組み合わせましょう。まず最初に自分へのご褒美を与えて、「目標を達成できなかった場合は、事前に与えられたご褒美を失う」という罰則を作れば、行動力が増します。ご褒美を用意できない場合は……もっと単純に、罰則としてお金を支払うだけでも良いです。

 誰しも損をすることが嫌いですし、債務を負えば一刻も早く履行したくなるものです。しかも「自分の所有物を奪われるかも!」となると――愛着のあるものであればあるほど――動かざるを得なくなります。なので「○○ができたらご褒美」よりも「○○ができなかったら罰」のほうが効果的です。

やりたいことを公言しよう


 ここが一番大事なポイントですが……締切日を設けたら、それを誰かに公言しましょう。自分だけが知っている約束事など、存在しないのと同じです。罰則に関してもお友達を利用して「約束が守れなかったら、大事にしてる本をあげるよ」という契約を結ぶと良いですね。

 周囲に約束できる友達がいなかった場合は、SNS上の知り合いの頼むか、stickKのようなサイトを利用しましょう。それも難しい場合は……もういっそのことクラウドソーシングで誰かと契約を結ぶか、コーチをお願いするしかないと思います。誰かを雇うのにも保有効果が発生するので、先にお金を支払うのも選択肢としてはアリです。

【まとめ】たまには無駄な時間を過ごそう


 今回は先延ばし克服方法としてプリコミットメント戦略を紹介しました。

 この方法は非常に強力ではあるのですが、使用者のメンタルに負荷がかかります。あまりやりすぎると精神的苦痛により、心身の健康を崩す可能性があります。頑張りすぎた反動で、何も作らなくなった有名クリエイターは多いですよね。

 先延ばしは悪いことばかりではありませんし、無駄な日がないと心が休まりません。何事も加減が大事ですから、自分を追い詰めすぎないようにしましょう。心が折れてしまったら、修復に時間がかかって逆に非効率ですので。


この記事を書いた人

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 小説家志望の元ライター。
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