ここでは「小説家になろう」にて掲載されている小説作品『白銀の魔王は黒き剣と踊る』を紹介しています。
概要&あらすじ
作者名:白黒帽子(victor)白銀の魔王は黒き剣と踊る
いつも通りに日常を過ごし、いつもと変わらない日々を終えるはずだったのに、なぜか異世界アースへと召喚された吉夫、親友の明、その日に出会った恵美の三人。
召喚された理由はこの世界にいる魔王を倒してください、という願い。
そして、ゆっくりと前世の記憶が絡み合い、彼らは苦悩しながらも前に進み出す。
(作品ページより引用)
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ジャンル
典型的な異世界ファンタジー。主人公だけではなく、サブキャラたちも巻き込まれます。残酷描写とTS(性転換)要素あり。バトルとコメディ両方ありますが、バトル成分がやや多め。剣と魔法でアクションする話が好きな人にはオススメです。
雰囲気
正直なところ、序盤は面白くないです。しかし、白狼が出てきた辺りからバトルシーンが一気に増えて、段々と面白くなってきます。戦闘描写にちゃんと躍動感がある反面、やや冗長な文章が目立っていました。
キャラクター
キャラについては、可もなく不可もなし……どちらかというと、不可。主要キャラにちゃんと属性をつけているのですが、10万文字時点では人間的な深みが足りないと思いました。ただ、段々とキャラが固まってきてはいるので、読み続けていれば気にならなくなるでしょう。
オリジナリティ
主人公が2人(友達同士)いて、勇者と魔王に役割を振られるところは、キャッチーな設定だと思います。片方は絶対魔王になる(と読者は予想する)ので、いつ・どこで・どうやって魔王になるのか? と考えながら読み進めてしまいます。
感想・評価
文法・文章評価:3pt
物語(ストーリー)評価:3pt
※第2章「闇堕ち」までの感想典型的な、作者が成長するタイプの作品ですね。読んでいるうちに「うおぉ……」とびっくりしました。しかし、自分は最初から10万文字までに重きを置いているので、点数は控えめです。
文章については、序盤の誤字脱字が多すぎました。後は、シーンによって文章の贅肉が多い印象を受けましたね。バトルメインだったら、日常パートはもう少し簡素な文章でも良いと思います。結構粗が目立つんですけど、戦闘描写のセンスが良かったので、3ptにしました。
ストーリー評価は2か3かで悩みましたが、戦闘描写(以下略)で3ptです。序盤でキャラクターがプロットに操られていたり、効果的な演出ができていなかったり……とにかく序盤が足を引っ張っているのですが、そこを越えたら、普通にバトル物として面白いです。
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