web小説紹介「星のクーたん」


 ここでは「カクヨム」にて掲載されている小説作品『星のクーたん』を紹介しています。 

概要&あらすじ

作者名:ジェニュイン黒田

クーたん…行かないで。

ほんわか優しくてキュンと切ない、不思議なウサギの物語。

未完の絵本、小説にて涙の完成。

「さようなら、クーたん…。さようなら。」

純真で、素敵な別れの涙を、あたたにも。

(作品ページより引用)
星のクーたん(ジェニュイン黒田) - カクヨム
※上記のブログカードをクリックすれば、作品ページへ飛びます。

ジャンル


 ちょっと長めの短編。舞台は地球以外のどこかで、登場人物のほとんどがウサギと、童話のようなのんびりファンタジー作品。ディズニーというよりは、いがらしみきお先生の4コマ漫画『ぼのぼの』に近い作風だと思います。子ども向けのていで、大人なテーマを扱うところも大きな共通点ですね。

雰囲気


 小説の概要を読む限りでは、どうやら絵本を小説化した作品のようです。児童文学っぽくて読みやすいのですが、元が絵本だからか描写は薄め。大抵のものは脳内補完しつつ読み進めていましたが、建築物に関しては想像しづらいものがありました。

キャラクター


 短編・中編のわりにはキャラクターが多めでした。書き分けは出来ているので覚えやすいのですが、それらの設定をいまいち活かしきれていない――物語の本筋には必要ないキャラがいる――のが気になりました。そのせいか、キャラが続々登場してくる2章は薄味な印象でした。

オリジナリティ


 カウンセラーの方が書かれているからか、魅力的なキャラクターたちが揃っています。それぞれが持つ悩みは、読者を引きこませる十分な材料となるでしょう。しかし、その「キャラクターたちが持つ悩み」を、掘り下げきれていません。もっと尺があれば面白くなると思いました。

感想・評価


文法・文章評価:3pt
物語(ストーリー)評価:3pt
カクヨム評価:★2
※最終章36話「またね」までの感想

「小説と心理学は相性がいい」という持論を再認識した作品でした。どちらも人の心について考えますからね。個人的には好きな作品ですが、技術的には粗が目立っています。

 まずは文章評価について。自分は「読みやすい」のを評価して、文章評価を3ptといたしましたが、人によっては1~2ptにするかもしれません。その理由は「小学生には難しい言葉が多い」という点で、絵本・児童文学といったジャンルでは致命的と言えます。とはいえ、読者が中学生以上なら難なく読めると思うので、web小説としては特に問題はないでしょう。

 ストーリー評価は良かったです。小説創作において大事な部分「序盤で主人公の悩み・欲求を提示する」というのを、さらっとクリアしている点は、書き手として目を引きました。ただ、最終章でのオチが弱かったですね。せっかく序盤で提示した悩みについて触れたのだから、「主人公がこれからどうしたのか」と、もう一歩踏み込んでほしかったです。

評価基準
  1. 褒めようがない
  2. 読んで理解できる文章 or 物語
  3. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りを心がけている
  4. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りができている
  5. 商業作品レベル。文句をつけられない

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