行き詰まったら休め!頑張り続ける貴方に知ってほしい3つの話


 小説執筆やその他創作活動等。とにかく作業効率が落ちた時、仕事がつらくなった時に思い出してほしいことをまとめました。

無理して作業しても良いことはない


「好きなことを仕事にした」
「給料は安くて、作業量が多い仕事だ」
「でも、好きだからやり続ける」
「毎日がつらいけど、頑張っている」

 ライター、イラストレーター、アニメーター……上記のような環境で仕事をされている方は、「趣味から離れられなくて仕事にしちゃった」というパターンが多いでしょう。あるいは仕事じゃなくて、何かの練習をしている学生にも当てはまるかもしれません。

 毎日眠い目をこすりながらも、何かに励む姿は格好良く映ります。夢を背負っている者に対して、周囲の人々は暖かい応援をしてくれることでしょう。

 しかし、そんな頑張っている人たちに対して、僕はこう言いたいです。


「君、死ぬよ?」
「つうか、それって効率悪くない?」


 生きるため、そして良く生きるためには、時間にゆとりをもつことが必要です。

 今回は、「ブラック労働してると破滅しちゃうよ」という話をします。

ストレスは心身を滅ぼす


 ストレスの危険性については、もはや述べる必要がないほどに一般化されてきたと思います。しかし「どうやらストレスは身体に良くないらしいよ」で知識が止まっている人が多いのではないでしょうか?

 皆さんのおさらいも兼ねて、ストレスの有害性を引用しつつ紹介します。

ストレスが与える心体の影響


たとえば、ストレスがかかって緊張すると血管が収縮して血圧が上が りますが、これはだれにでも日常的にあることで、しばらくすると血圧 は下がり、血管も正常な状態に戻ります。しかし、ストレスが続くと血 管の休む間がなくなり、徐々に血管壁が傷つき、ストレスが去っても血 圧が下がらない状態になります。これが動脈硬化であり、高血圧です。

日本漢方生薬製剤協会「ストレスと漢方 ―ストレスと上手に付き合うために―」より引用

 引用元のページを読めば、いかにストレスが身体へ悪影響を及ぼすか理解できると思います。

 ストレスによる血圧上昇が万病の元になっているんですね。血管は全身にくまなく巡っているので、強いストレスが持続している場合は、どこが悪くなってもおかしくない状況と言えるでしょう。血液が集中している場所は特に危険で、心筋梗塞や脳梗塞の原因となることが多いです。

 脳に影響が出るということは、当然心や思考力も悪くなってきます。「ストレス抱えるとうつ病になるよね」で止まっている人は認識が甘いですよ。抑うつ状態が続くと思考障害になり、ストレスがかからない環境になっても、思考力に多大な影響を及ぼすことになります。

リラックスこそ人生の至上である


「緊張した時のほうが実力を出せる」という人がいます。それはストレスがかかったことによって、思考が単純化されたから起こる現象です。例えば「レポートの提出日が明日なのに、少しも書いていない」という状況になった時、誰もが「レポートを仕上げる」以外のことを考えなくなりますよね?

 目の前にある課題には関係ない情報が遮断されたら、課題をクリアできるのは当たり前のことです。しかし、クオリティのほうはどうでしょうか? ……技術の高い人ならいざしらず、実力の低い人が「早く課題をやらなくちゃ!」という状況に陥っても、実力通りの成果しか出せません。

 緊張によって作業効率を上げるのは、上手い人だけ。その領域に達するには鍛錬を積み重ねる必要があります。小説の場合だと「とりあえず作品を完成させる」のは立派な練習方法ですが、視野が狭まった状態で創作に励んでも、取りこぼす経験値は多いことを、肝に銘じましょう。だって、「完成させる」以外のことを考えなかったら、気づきを得られないですから。

レミニセンス現象――睡眠・休憩の重要性


レミニセンス(reminiscence)

あるものを記憶した場合,記銘後,時間の経過とともに保持量が低下するのが普通であるが,記憶材料その他の条件によっては,記銘直後よりもしばらく時間が経過したほうが,よく再生が行われることがある。

コトバンク『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』より引用

 要約すると「記憶を定着させるには、時間がかかることもある」ということになります。

 本来は学習直後が最も記憶率が良くて、時間が経つごとに忘れていくものです。レミニセンス現象の原理は「睡眠や休憩を挟むことによって、頭の中が整理されるから」と言われています。つまり情報整理が必要な状況……難しい問題であったり、脳が疲れている場合にも起こり得ますね。

 休憩を入れるコツは、ぼーっとすることです。休憩だからといってスマホいじったり考え事をしていたら意味がありません。何も考えていない状況でも、脳はオートパイロット(自動運転)で動いています。無意識下で情報整理をしているのですね。記憶処理をスムーズに行うためには、脳のキャパシティを広げる必要があるので、ぼーっとするのが大事になってくるということです。

セレンディピティ――横道にそれることの重要性


セレンディピティー(serendipity)

求めずして思わぬ発見をする能力。思いがけないものの発見。運よく発見したもの。偶然の発見。
[補説]英国の作家ホレス=ウォルポール(1717~1797)の造語。ウォルポール作の寓話The Three Princes of Serendip(1754)の主人公にこのような発見の能力があったことによる。Serendipはセイロン(現スリランカ)の旧称。

コトバンク『デジタル大辞泉』より引用

「横道にそれたら、本筋で役立つ発見があった」
「本筋を進めていたら、他の分野で使えそうな収穫があった」

 いわゆる副産物というものですね。「ゲームやってたら小説創作のアイデア浮かんだわー」みたいな経験は、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか?

 当たり前ですが、小説創作スキルを上げたいのなら、ゲームをするよりも執筆経験を増やすことが1番大事です。偶然の発見はあくまで偶然であって、「意図的に」「簡単に」起こせるものではありません。「小説の腕を磨くために、俺はゲームをやるぜ!」と言っている人を見かけたら、病院に連れて行くべきです。

行き詰ったら脳を換気しよう


 しかし、小説家になるために1日中小説を書いているというのも、あまり効率の良いものではありません。

 人間の脳は思考をパターン化させる性質があります。ひとつのことを延々と繰り返していく内に作業内容が単調なものとなり、得られる経験値が少なくなっていく……その状況を打破するには「別のことをやる」しかないです。部屋の空気を入れ替えるように、全く別の知識・経験を入れることで脳が刺激を受ける。そこからセレンディピティが誕生してきます。

 脳における「刺激」と「結合」の話は長くなってしまうので、また別の記事で。要は行き詰った時こそ、あえて別のことをすることで、成長に繋がる可能性が高くなるということです。


 本来やるべきことから一定期間離れる(寝かせる)ことで、思想や技能が1段階上昇することを覚えておいてください。

 セレンディピティや「寝かせる」については、外山滋比古先生の「思考の整理学(ちくま文庫)」が非常に参考になります。

困ったら心療科へ


 ……時間にゆとりを持とうと言っても、「簡単に言うな!」という話でもあります。生きているだけでも金はかかりますし、仕事し続けないと危ない人にとっては実践は難しいでしょう。

 でも、頭が壊れてからでは遅いですし、無駄な時間を費やすのも自殺に等しい行動だと僕は思います。失業手当や生活保護など、働かなくても生活できる方法はいくらでもあるのですから、まずは自分の身を案じてください。

 とにかく「あれ、最近おかしいな?」と思ったら心療科へ行きましょう。生きましょう。


この記事を書いた人

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 小説家志望の元ライター。
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