公開日:2016年9月20日火曜日

小説の練習法をまとめて、利点を解説してみた


 小説の書き方として、様々な種類の小説練習方法を紹介しています。

気づきがない練習は意味がない


 この記事は、ただ小説の練習方法をまとめて、解説しただけのものです。ほとんどの内容は、少し小説を書いたことのある人なら知っている練習法ばかりでしょう。

 しかし、練習をする意味を理解出来ていなければ、何をしたって文章力は上がりません。スポーツの世界ならいざ知らず、小説は頭を動かす娯楽であります。小説の書き方は、指で覚えるものではなく、頭で覚えるもの。つまり練習している時に、何かしらの気づくことで、ひとつ上の小説を書けるようになるわけです。

 今回は、各練習法の利点を書いて、ご紹介しております。

SS・戯曲


 脚本・台本形式で物語を紡ぐ方法。

 ここで語るSSは、星新一で有名な超短編「ショート・ショート」ではなく、主にインターネット上で二次創作を発表する時によく使われる形式「ショート・ストーリー」のことを指します。

 セリフ、ト書き(人物の行動)、柱書き(舞台)と、お話を書くのに必要最低限の情報を載せるだけで作れます。最高の手軽さがありますし、「話を作るのに何が必要不可欠なのか」という基礎中の基礎を磨けるので、初心者からプロまで、幅広く愛用されている練習方法です。

 小説的な描写は書けないので、脚本形式で面白い物語を作ろうとなると、「発想力」や「展開の構成力」がメインになってきます。ストーリーを作るのが苦手な人・ストーリーテラーになりたい人は是非試してみてはいかがでしょうか?

二次創作


 版権キャラを借りて、物語を紡ぐ方法。

 二次創作を書くなら、自分なりの解釈を付け足すのがメインになってきます。「どうアレンジするのか」を考えることにより、自分の癖を見つめ直せるのがポイント。元々完成されている舞台・キャラクターを使えるのでお手軽ですし、「完成されたものをさらに改良する」という思考力を鍛えられるのも魅力的ですね。

 二次創作の人気キャラを扱う場合は、「読者は、このキャラに何をしてほしいのか」といったことを考える必要があります。読者の目線に立って考え、期待に応える……というのは一次創作では難しい作業です。しかし、二次創作では作者の自分も、読者と同じ立場であるので、比較的簡単に読者のことを考えられるようになります。

模写


 好きな小説を、一字一句違わずコピーする方法。

 実際にプロ作家の小説をなぞることで、文章の構成方法を学ぶことができます。必然的に精読状態になるので、普段は読み飛ばしている部分に意識を傾けることができるのが利点です。SSや二次創作はストーリーやシーンの練習なのに対して、模写は説明・描写の練習ということですね。

 非常に有効な練習方法なのですが、難点がひとつだけ。「非常に面倒くさい」です。想像力はあまり働かないので作業的になりますし、本を開きながらタイピングするのにも一苦労……譜面台が欲しくなってきます。模写に慣れない人は、まず自分の苦手な部分や「この作品の、このシーンが好きなんだ!」といった場面だけ模写することから始めましょう。

コピー小説


 見たことある小説・映画・ドラマ・アニメなどを、自分の手で小説化する方法。

 あまり聞き慣れない練習方法ですが、音楽でいうところの「コピーバンド」みたいなものです。上記三種類の練習方法とは違って、省略できる部分は少ないのが特徴。実質オリジナル作品を作るのとほとんど変わらない作業をしていきます。一次創作との違いは「指標がある」ということだけですね。

 コピー小説の練習方法は、大きく分けてふたつあります。

ノベライズ手法


 変換手法とは、「小説以外の物語を、小説にする」という練習方法です。

 映画を見て、それを小説化するといった作業をすることで、「頭のなかにある映像を、どうやって文章化するのか」といった能力が身につきます。そして、ノベライズしていくと、ある問題に直面することになります。

 映画には出来て、小説には出来ないこと。
 小説には出来て、映画には出来ないこと。

 何をすれば小説になるのか……といったことを掴み取れれば、作家としてのオリジナリティも育まれていきます。

「映画をノベライズする」というのは商業作品でもよく見られる商売です。ノベライズが出来る作家は、それだけ仕事の幅が増えるということになります。小説家志望の方は、一度くらい挑戦したほうがいいでしょう。

オマージュ手法


 オマージュ手法とは、「人気作品の面白い要素を抜き出して、オリジナル作品を作る」という練習方法です。

 現在は「コピー小説」という概念が浸透していませんが、実は多くの人が実行している練習方法です。「異世界・チート・ハーレム」……いわゆる「なろう系」と言われている小説は、まさにコピー小説と呼べるもの。小説投稿サイトで作品を発表している方々は、人気作品の要素をコピーすることで、小説の書き方を学んでいるということです。

 王道は王道たるゆえんがあります。趣味だろうが商業だろうが、キャッチーさがなければ人に読まれはしません。ありきたりな作品を書くというのは、「面白さを身につける」練習になるのです。

まとめ


 今回の要点は、以下の3つです。

・構造を知る
・真似をする
・アレンジをする

 どの練習法にも利点があるので、伸ばしたい部分を鍛える形で、練習していきましょう。



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