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 短編レビュー企画(ナロラボ杯)の座談会です。参加作品のweb小説を褒めたり、解説したり、詳しく批評したりしています。

短編小説レビュー企画の裏側


 ナロラボの調査結果×KaKuKaKu合同企画「第二回 評価シート付き小説レビュー企画」を終えて、参加作品についての座談会をしました。その時の会話を作品別に掲載しています。

 会話内容はブログ記事として読みやすいように編集してあります。

今回の審査員はこちら。

なろうラボ
 第一回 評価シート付小説レビュー企画開催者兼レビュアー。普段はWeb小説投稿に役立つ情報を集めるアンケートなどをおこなっています。第一回の企画で40作品の評価経験があります。好きな短編小説は乙一「ZOO」です。あと、野崎まど「野崎まど劇場」も好きです。



クロスグリ
 ライトノベルを愛する書き手兼レビュアー。他人の文章にはうるさく、一癖ある作品が好み。短編作品においては無駄の少なさとオチを重視いたします。好きな短編小説は、時雨沢恵一「キノの旅」  web小説やライター活動の専門サイトを運営中。主にハウツー記事を掲載しています。依頼制の作品レビューもしているので、気になった方は下記のリンクからご連絡ください。


 とびらの
 通りすがりのなろう作家。一時期コメディジャンルランキングを占拠した「下ネタ短編企画」や「TSゴールデン企画」、この秋には「清純ギャグ短編企画」を主催している企画主。その正体は、濫読性万年活字中毒の重篤患者。


ひょろ
小説家になろう読み専ユーザー。2017年4月9日からお気に入り小説の紹介をエッセイにした「読み専が紹介する『なろうお気に入り作品』」をスタートし、現在までほぼ毎日更新で150本以上のWEB小説を紹介してきた。エッセイは現在レビューを受けた数が19本を超える小説家になろう屈指の人気エッセイとなっている。


ナロラボ賞:星空めろりんきゅう!




 めろりんきゅう、たぶんこれSつけたらあかんやつ……て思いながらもつけちゃった(笑)。意外と減点箇所もなかったし?

 分かります。あれがたまたま書いたレベルじゃなくって、常時出せるなら相当上手い人ですよ。絶対。


 あの作品になーんか変なものを感じてるのって、僕だけじゃなかったんですかね。未だに正体は分からないのですが。いや、普通におもしろいしセオリーで考えても良いほうなんですけどねぇ……。


 構成的に「何かが宿って勢いでバババーっと書いた」ようにも見えるから分からないんですけど、すげぇ細かくないですか?

>「はじめて彼氏ができた」
 →キャラクター二人、彼氏もち、主人公がうぶ。これが全部出る
>私には一生できるはずないと思っていたのに。
 →主人公のキャラクターをよりダメ押し
>とっても格好よくて優しい彼。けど、とっても恥ずかしい事を言ったり、やったりするのが困りものだった。
 →これで彼氏が何かトラブルメイカー

 もう絶対やばいですよ。一文あたりの役割がすごいんですよめろりんきゅうは。

 レビューにも書いたけど、解剖してみるとすごくキレイな起承転結の雛形を踏んだ、よくできた短編ですよ。あれは勢いで引っ張ってるんじゃなく、秀作がすごい勢いで飛んでいっちゃって「ちょっと待って。よく見えないからじっとしろ」てな作品です。

 ああやっぱりそう思いますか。よく考えられた作品なんだけど「何かが宿っちゃった」ってことですよね。

 文章と構成は良いですよね。
 ただ自分はめろりんきゅうのターミネーターという表現に関しては「人によっては分かりづらいし、実在する作品名を出すのはいかがなものか」と思いました。web小説なんだし、そこまで固く考える必要もないのでしょうが……。比喩にしても、今時のキッズはターミネーターを知らなそう。

 ターミネーターは僕が映画好きだから分かりやすいですけど、たしかに、それはあるかもしれないですね。

 ターミネーターくらいは知ってるんじゃない? 映画はみてなくても、「ロボットだよね」ってくらいは。めろりんきゅうのほうが絶対元ネタ知られてないでしょwww まあ「小説として」他社作品キャラクターの名前を出し「○○みたい」というのはどうかな、とは思います。ギャグ短編で減点することはなかったけど。

 ギャグだと普通に名前出しちゃいますしね。ライトノベルだと特に。僕はパロディメインだと思って読んでなかったので、気にしちゃったんでしょうね。

 ターミネーターの件普通にスルーしてました(笑)

 あーそっか、わたしまずタイトルに「めろりんきゅう」があって、コアなパロディギャグだ、って認識が最初にあったので、あとは何が来てもプラス演出としか思わなかったんですね。「心の音」でターミネーターが出てきたらバッサリ減点してましたよ(笑)

 調べたんですけど、全然知らない情報が出てきました。めろりんQ……。

 これは世代差出てきますねぇ……。自分も知らなかった。

 わたしも世代じゃないですよww あまりにコアすぎるので、あれはそれを知ってる人向けにパロディとして描かれたわけじゃないと思いますよ。

 普通に「あー、めろりんきゅうって未来での流行語なんだな。そういう伏線か」と思ってしまいました。

 クロスグリさんそんだけ考えて読んでたのか(笑)。逆にめろりんきゅう18.5って加点要素なかったんですか? 評価軸難しいっす!

KaKuKaKu賞:愛する貴女へ〜君と花火と神様がくれた時間〜




「愛する貴方へ~」の、キーワード&アイテムの回収力はすごいと思いましたね。出したものを全部使いきってる。こういう構成は好きです(笑)。花火でプロポーズ&お答えを事前に仕込んでた、という演出も、今企画で唯一「そうきたか!」と膝を打ったところでした。

 花火評判良いですよね。僕もすごい好きです。

KaKuKaKu賞:雨中、待ち人来たり




 僕実は、この作品のすごさイマイチ分かってないんですよね。途中まではめちゃくちゃ面白いんですけど、あれ他にすごいと思うところありますか? というか「前世からの因縁だった」が分かるシーンってどっかに伏線とかあるんですか?

 鳴田るなさんのはなんというか、文体が色々と支えていると思うんですよね。「いかにも小説! 心理描写満載!」とはちょっと違ってて、体験記に近い語り方なんです。それがリアリティを生んでいて、全ての項目を底上げしていると思ってます。

 小説くさくない世界観が終始構築されてるってことか。なるほど。それを生み出す文章力はたしかにすごいかもしれない。そうやって評価するとたしかにもうちょっと点数上げられたかもしれないっす。未熟でした。

 たしかに一人称会話ほとんどなし、主人公の思考垂れ流しみたいな人を選びそうな書き方なのに、それが全く感じなかったです。センス、じゃなくて「小説っぽく書かない」演出なのか。作りこまれてるのか。小説っぽくかかない、というと表現ややマッチしないですけどなんとなく分かります。

>雨脚は夜にかけてますます強くなっていく。折りたたみでは追いつかず、途中で和傘を買った。それでも足下が冷えるのは避けられない。

 こことか、小説として考えれば別にいらない文章なんですよね。なんの描写にもかかっていないし、ドラマ的に考えるのであれば傘を買うくだりは蛇足。ただ、こういう一文が随所に組み込まれているから、なんか本当の話っぽく見えるんですよね。

 こういうどうでもいい部分を具体的に話すのって、ウソを信じ込ませる時のテクニックなんですよ。ウソをつくのが下手な人は、必要な情報しか言わないんです。

 たしかにあの文章なくても成立しますね。けど余計な一文だと感じにくいです。

 ラボさんでしたっけ? 「前世の恋人の幽霊が出てくる、というのが唐突に感じた」っていうコメントを書いたのは。あれ、私はむしろ「布石多すぎてバレバレだよるなさん~w」って思ってたんです。どういうことかというと、あの作品って隠喩や暗喩、フラグ立てのカタマリなんですよ。

 マジですか! 伏線どこだろう? お坊さんのとこかなぁ? って思ってましたけど分からなかったです!

「伏線」は僧侶が「縁がある」うんぬん語るところくらいのもんですが、印象操作というか、雰囲気でもっていってるんです。たとえば雨。これは晴れと比べれば「悲しい、陰鬱、不吉」という印象を与えますよね。嵐。これは「事故、死、大きな災い」の隠喩としてテッパンです。

「雨」というのは平安物だと「会いたいけど会えない」の暗喩だったりするんですよね。たしか「雨が強いと馬を出せない」から、そういうイメージになったんだとか。
(大学時代、和泉式部日記の講義で教授が話したことをコピペ)

 それに対して、出かけたい、向かいたいという期待を持つ主人公。そこにきて「精神科医」「先生」「学者」などではなく「僧侶」が「縁が……」と来たらもう、事故死した誰かに会える、という布石以外のなにものでもない。

 あと、クロスグリさんが言った「傘が壊れた、新しく買ったが足元が濡れた」などのやはり「うまくいかない展開」……この文章自体はいわれたとおり、リアリティを出すためにつけられた日常的描写だと思うんですが、それで文字数を使いながらも、同時に物語そのものを暗示してる。雰囲気を壊してないんですよね。しかも、それでいて読みやすい。すっげーーー技術です。当人が意識して使っているかはともかく(笑)

 ただあそこ、ドラマチックにするんだったら「傘は壊れたけど、ずぶ濡れになりながら無我夢中で歩き続けた」のほうが無難ですよね。わざわざ買いに行くところが体験記っぽい。

 天気とか色とか風景で、その道の先になにがあるか……を読者に予感させる、という演出は、文学に限らず映像などの世界でも極めて一般的です。それでいうと、るなさんは直接的・親切すぎるくらいですね。言葉や単語も文学としては色気がない。これはラノベに傾くなろう読者に読ませるには大正解だったとは思いますが。

 わたしがSを付けられなかったのはその辺のところで、レビューにも書きましたがちと練り不足というか、ライト文芸と文学、どっちつかずになってるなあと。もうちょっと演出で、クサく、ドラマチックにできたと思うんですよ。惜しいぃぃーって気持ちがなおのこと減点に傾いちゃったw

 私も感想に書きましたけどできれば主人公が死んだ理由も軽く触れてほしかったです。・゜・(ノД`)・゜・。
 一応会話をみて流れはわかるんですけどもやっとしちゃいました(; ̄ェ ̄)

とびらの賞:くじ運の悪い騎士は敵国の王女を賜る




 好み分かれるタイプではありますけどまぁ間違いなく、くじ運のすず先生はこのクオリティ続けてれば書籍化するだろうなぁ……。

 わたしの個人賞に推した作品ですが、「くじ運の悪い騎士」は、すごかったですね。あの内容をあの文字数で、よく終わらせたなwww

 くじ運! あれなきましたよマジで! すず先生前回(※)もすごかったんですよ! あの人、あれをこの企画に出すために三日で書き上げたんだから本当にすごい。マジであの人が書籍化作家になる前から知れたのホントに宝ですね。

※すず(Sn)さんは、第一回の短編レビュー企画にも参加していました。

 くじ運に関してはバトルシーンがちょっと残念で、どうにかならんものかなぁと思いつつ「このプロットを崩すとなると、相当大変だな」というのも事実で。というか3日であれって化物ですね。

 そう、どうしても「見たいシーン」が不足してるんですよ。騎士の結婚事情ふくめ世界観説明も足りない。バトルや、新婚生活のラブラブやデート風景を描いて二人の愛情と絆も見たいでしょ。じゃあどこ削るってどこも削れねーよ! 文字数増やすしかないww

 あの人しかも、別にキャラを書くのは下手じゃないですからね。本人は「物語は完結している」って言ってますけど、教会から救い出した後の話がんがん読みたいです。

 あれもまた長編向けのテーマですよね。「何かしらの問題によって結ばれた2人が、一時の別れを経験して、再度結ばれる」……これって恋愛映画の鉄板ネタですよ。文庫本一冊分の文章量は欲しいですよ。

 第一回も勘違い系結婚ものですよ。たぶんアレ得意なんですよ。

準ひょろ賞:毒バラの魔女と王国騎士に纏わるエトセトラ




 肌さんの作品は、さすが書籍化作家っ!! てかんじでしたね。構成、キャラクター作り、演出、文章リズム。コミカルさとシリアス部分に温度差を出しつつ、その流れに違和感がないという。あー、上手いなあと唸りながら読んでました。

 肌先生はすごかったですねぇ。キャラを見せるためだけに文章作られてて、「ああこれが書籍化作家!」って同じ感想になってしまう。

 恋愛モノとしてはあまりにテッパンすぎるというか、どうせコレ誤解で、こうなるんだろうな、っていう想像どおりに終わっちゃったのは残念でした。ヒロインの顔面崩壊がガチっていう、珍しいトゲを持ってきてくれたので、ラストもひとひねり欲しかったのが正直なところ。よく出来てるなーとは思いつつ共感はできなかったのでSはつけられなかった。

準ひょろ賞:純喫茶・蔵々 ~魔法とコーヒーのお店~




 レビューでボロクソ言ってるんですがw、「純喫茶~」もとても好きです。マスターの語り口は粋の極みですね。だからこそ「ほんとに魔法使い」というオチはすごいガッカリだったんですけど――長すぎるし――それでも、ラストのラスト、「次のお客様は」と読者を引きずり込むセリフは何度よんでもシビれるほど素敵。

 喫茶店は僕の感想ととびらのさんの感想が一致してたので「あ、これ僕いい線つけてるな」って思いました。

「めろりんきゅう」もそうだけど、作中のセリフが頭にはりついてしばらく離れない、って、それだけで名作だと思うんですよね。そこだけ抜粋するとどうということないセリフだったりするんだけど、そこは演出とか構成とか。

柚希ちゃんは男の娘




 和久井先生の作品も、キャラの演出が上手かったですね。
 これ結構悩んでるんですけど、僕世界観が「メール使ってるのに以降00年代っぽい表現が全くないので、世界観に力入れてない」ってコメントしたんですけどズレてるかなぁって。

 自分で書いていて「これはキャラクター=世界観」だからちょっと違うよなって思ってました。キャラをかわいく書くことに注力してるからあれは世界観加点できるかなぁと。「お決まりの道具をお手本どおりに上手に使ってる」からもっと世界観点数加点したかったなぁと。

 わたしはズレてる……というか、そこはどうでもいいと思ってました。ガラケーもスマホもアイフォンも全部含めて「携帯電話」、メッセージ系はすべてメールと書くので。なんというか、LINEやカカオなんかは固有名詞・商品名って感覚なので、小説に出すのはどうかなって……。それこそ年代かしら(笑)

 普通に今でもメール使ってますしね。なのでアレは00年代の世界を描写できていないんじゃなく、作者さんがそういう使い方を実際してるのをそのまま書いたんじゃないかなw まあ「十代の少年少女のラブコメ」としては手落ちですね。

そしてわたしは、愛しい貴方に殺される




 つらいのはしきみ先生にS出せないことなんですよねぇ……これまで参加した三作品すっごい上手なんですけどねー。短編上手なんでいつかS出すことは分かってるんですけど、出さなくなってしまったら悲しい。

 しきみさん……。あの超ドロッとした恋愛書いたお人ですか((((;゚Д゚)))))))
 あの人絶対アムネシアとか好きだよなあとか思いつつ読んでましたわ (笑)

 はい。しきみ先生に関しては今回は僕が点数下げてるんですけど(笑)明らかに上手いんですけどね。

 文章が一番綺麗かなあと感じたのはしきみさんの作品なんですよねー! ただの印象ですし内容の影響も受けてそうですけど一番綺麗だと思いました(笑)

 しきみさんは本当に文章上手いですよ! 王国双剣物語(※)とかホントに上手だった!
 さすが書籍化作家だなぁって感じですよ! いつかあの人がS出すと僕も思ってます!

※しきみ彰さんが、第一回の短編レビュー企画に提出した作品です。

 Aは普通に取ってもおかしくない作家さんですよね(((o(*゚▽゚*)o)))

心の音は




 進士夜紳士さんの文章はセンスというより、努力型の最高峰だと思います。中身に対して文量が多かったですが。

 心の音は、文章自体はかなり良いですよね。自分が数年前に書いてたのと似てて親近感湧くってのもありますが。ただ、言っちゃうと構成が、初心者脚本あるあるの典型みたいな感じなんです。

 あれあと3千字~5千字減らせますよね。オチも弱い。ただ描写力、これだけはずば抜けてた。それでも綺麗にまとまってるから、Web小説の中で見たらすごいんですけど。

 いやぁ、あのタイプはむしろオチないほうが良かったと思います。半端にセオリー意識してる感じで……それならセオリーを全部捨てたほうが、まだマニアには刺さったと思います。

 ああー。オチない方が、というかぼかす方がいいですよね。ただそれ、要求するレベルが高すぎて作品が崩れてしまう恐れがありますよね。

 日本やアメリカだと、いわゆる「行って帰ってくる」タイプが主流で……一般的には「帰ってくる」のがオチになるんですよね。日常から非日常へ行って、問題解決をして日常へ戻ると。この作品に関してもそういう要素は薄く入れてますよね。

 薄く入れるくらいなら主流から外れて「行ったまま帰ってこない」タイプの物語にしても良かったんじゃないかと思います。ペースメーカーをつけて、不便な人生を一生背負うことになりました……って終わり方で。

 命の長さは15センチとかすっげえ面白そうなのに、上手く話を閉じようとしすぎて恋愛要素を無理やり入れた感。

 あれ確かカクヨムのコンテストなんですよ。「15cm」という題材で恋愛物を書けっていう。自分も何か書こうと思ったんですが、陳腐なアイデアしか出なくてやめましたw

 あー。それで「良いキャッチコピー思いついた!」から上手く話を作りこみきれなかったんですね。結果凡庸になっちゃった、みたいな。

 カクヨムコンテストのほうでは、刃渡り15cmとか、男性器平均15cmとか、ぱっと見そういう作品多かったので、ペースメーカーってところまでは良かったんですがね。

「心の音は」は文章力あるけど、それを補って余りあるほどに、長すぎる(笑)。わかったから、しつこーい!ってなるし、無駄なエピソードが多い割にはオチは平凡で、それでいて唐突。もうちょっとなんとかなったよなあ、と思います。

 僕は心の音は「描写減らして、文量2/3くらいにして『もっと読みたい!』ぐらいで終わらせる」のが一番いいんじゃないかなぁと思ってます。

 心の音、題材とプロットは最高クラスですよね。ほんと、無駄なものくっつけすぎ&欲しいものがちょっと足りない、すごいもったいない作品でした。

TS娘が親友♀をその気にさせて遊んでいたら、美味しく頂かれたお話




 その対極のようなラブコメとして ある意味、tottoさんのTS娘のエロマンガモドキも完璧な良作だと思うんです。レビューに書いた通り今企画の主旨とズレすぎて、どうにも評価できなかったけど。 キャラの可愛さと「すきすきあいしてるえっちなことしたいー!」って心情描写だけであの文字数ですからねww いやほんと、ぶっちゃけ、書籍化するならああいうのが書けるひとなんだろうなーとか。

 tottoさんは間違いなく、力あるけどわざとこうなってるんだろうな感ありました。

 自分自身はTSロリ娘の百合ってヒトカケラも属性にないもんで、まったくピクリとも来ませんでしたけど……プロを目指すなら、こういうのが書けなきゃだめなんだろうなって感銘を受けました。素直に、見習おうって思いましたね。

 あれはもうちょっと丁寧に作って欲しかったですねぇ。TS物も百合も好きな方だけども、僕はシチュエーションに入るまでの段階がちゃんとしてないと乗れない人間なので。

「どうやってその子を落としたんだ!? 百合だから!? 違うだろ! この百合はそういう百合じゃないだろ! 友達をレズに導いたところから書くんだ!」という気持ちでした。

でも短編でキャラを立たせるという話であれば、TSはすごく分かりやすかったと思います。

最後に


 他にも高評価を獲得した作品について語りたかったですし、まだまだ掘り下げられていない作品もありますが、今回の座談会はここまでとさせていただきます。作品によってトークの長さが違ったり、語っていない作品があるのは、本来公開することのない内容だったからです。

 しかし、こういった話はどこかに保存しておきたいし、他の参加者を中心に楽しんでくれるかもしれないと思い、急遽世に出すレベルにまで編集しました。もしこの記事が好評であれば、今後はもっとクオリティを上げた形で提供するかもしれません。

 また座談会記事を書く時は、話す内容や長さについて決めておきたいと、個人的には思っています。


 ここでは「小説家になろう」にて掲載されている小説作品『好きな人がいて、告白されたのに、俺、女になって運命の相手と×××しないと死んじゃうみたいです。』を紹介しています。 

概要&あらすじ

作者名:大岸 みのる

俺、杜若 菊乃はある日、三年間片想いをしていた人――――鷹峰 千里に告白される。しかし、不慮の事故で死んだ俺は、目が覚めると、二大財閥の令嬢として生きることになっていた。そして、宣告されたのは、運命の人を見つけ、×××しないと一年で死んでしまうとのことだった。
男なのに、女だけど、俺の運命の相手って誰なの!?

(作品ページより引用)
※上記のブログカードをクリックすれば、作品ページへ飛びます。

ジャンル


 TS(性転換)のラブコメ。主人公が女性になって、百合をしたり男とデートしたり。「限られたタイムリミットのなかで運命の人を見つけないといけない! さぁどうなるのか!」といった内容です。

雰囲気


 一人称視点。web小説の流行スタイルみたいな書き方で、さらっと読めます。全体的に軽めな空気ですが、一応シリアスなシーンもあります。

キャラクター


 ギャグ寄りな登場人物が多いです。主人公の周辺人物についてはよく書けているのですが、文字数の関係でヒロインたちはやや不透明。

オリジナリティ


 なろう系の要素をラブコメに取り入れているのは面白いと思いました。序盤で死んでしまうところとか、主人公が無条件で様々なものを手に入れるとか。ただ、現状では3万文字程度しかないので、その要素をいまいち活かしきれていないのが残念ですね。

感想・評価


文法・文章評価:3pt
物語(ストーリー)評価:3pt
「攻略チーム完成みたいです。③」までの感想

 色んな意味で「続きを書いてほしいなぁ」といった作品ですね。アイデアとしては面白いので、続ければ芽が出るかもしれませんし。紹介する側としても応募規定の3万文字で止まってるのはもったいないなぁと。ラブコメとしての要素はしっかり抑えているので、後は完結能力だと思います。

 文章評価について。web小説に合わせた文体で読みやすかったです。ただ恋愛というジャンルなので、もうちょっと心理描写は丁寧に書いても良いと思います。特にキャラクターに関してはやや説明不足なところが多く、共感しづらかったです。

 物語評価について。TS物で主人公がめっちゃモテモテになるというアイデアは結構良いとこ突いてるなと思いました。しかし、その後の「逆ハーレム」「百合」といった要素がごっちゃになっていて、どれをメインにしているのかいまいち分かりにくかったです。シリアスな恋愛シーンに関しても、やや急ぎ足で状況を飲み込みづらかったです。

評価基準
  1. 褒めようがない
  2. 読んで理解できる文章 or 物語
  3. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りを心がけている
  4. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りができている
  5. 商業作品レベル。文句をつけられない

紹介してほしいネット小説を募集中!


 短編小説を創作するうえでの初歩的な技術について説明しています。

短編小説を書くうえでのお約束


 短編小説は文章量が少ないから簡単……。

 僕もそんなふうに考えていた時期がありました。

 実はまったく逆で、文章量が少ないから難しいんですよね。限られた文字数のなかで面白いものを作らないといけません。長編小説ならテキトーに書いた文章も、味になることがあります。短編小説ではそんなことは起こりません。綿密に構築しないとすべてが駄文になってしまいます。

 しかし、短編小説を書くメリットは大きいのです。なぜなら……、



 短いから読んでもらいやすい!



 文章量が少ないから気軽に読めますし、完結することが分かっているので安心できます。創作するにあたって考えることが多いので、作者の技量も図れます。書き手側からすれば辛いことこの上ないのですが、ファンを増やしたいのなら手を出して損はないです。というか、書くべきです。書きましょう。

 というわけで、今回は短編小説を書くうえで意識したいことを書いてみました。

一点に集中しよう


 文字数制限による一番の弊害は「色んなものを書けない」ことです。目的が複数あるとあっという間に紙が埋まってしまいますし、どれも達成できずに中途半端な作品になってしまいます。けっして欲張るようなことはせずに、書きたいものはひとつだけに絞りましょう。

 物語の展開をシンプルにしましょう。ギャグならギャグだけ、恋愛なら恋愛だけ。ジャンルを一本にすることによって、規定文字数をオーバーすることなく書けます。キャラクターに関しても同様で、スポットライトを当てる人物は1人……多くても2人が限度だと思ってください。

無駄をなくそう


 短編小説において、文章的な遊び心はマイナスに働くことがあります。「こういう言葉遊びを思いついた」「こういう描写を書きたくなった」という気持ちは長編小説なら大事ですが、目的がちゃんとしていなければ効果的に働くことはありません。どうしても書きたい場合は、それをメインにできるよう工夫しましょう。

 プロットを作成する時に、あらかじめ必要なシーンを箇条書きにしておいて、優先度をつけましょう。ログラインや脚本を作ると、より正確に物語を構築できます。推敲時には文章・ストーリーともに、無駄を削ぎ落としていく方向で読むと良いですね。作品のすべての要素に、書いた理由を説明できるのが理想です。


起承転結を意識しよう


 小説である以上、ストーリーは必須です。短編では深みのあるキャラクターは作りづらいので、会話だけで終わるような作品では面白さを伝えられないでしょう。ストーリーとは「人間または人間関係の動き」のことを言います。序盤と終盤では、必ず何かが変わっていないといけません。

 短編小説では「起承転結」または「序破急」を用いて執筆することになります。一番大事なので「起」の部分です。冒頭の段階から問題ないし謎を提示して、速やかに本題に入ることを心がけましょう。これは面白い話を作る時だけでなく、雰囲気モノを作る時にも大事になってくるポイントです。

オチをつけよう


 序盤で問題ないし謎を提示したら、終盤でそれを解決する必要があります。「これからどうしよう」みたいな感じで終わらせてしまうのは、答えがないクイズのようなものです。読者は気持ちよくなるために小説を読むので、「あえて途中で終わらせる」理由がないのなら、話を一区切りつけましょう。

 短編小説ではインパクトのあるオチほど良いとされる傾向があります。意外性と言い換えてもいいです。文章による積み重ねができない――手数が少ない――ので、1発の重いパンチが重視されるのですね。しかし、作者のタイプ、作品ジャンルによっては難しいです。綺麗にオチていれば十分でしょう。

これからプロット作り・推敲する人へ


 短編小説を書くうえでは、以下のことに気をつけましょう。


  • ノリを捨てて冷静に見つめること
  • 中身を濃く、文章は短くが鉄則
  • すべてのシーン・文章に説明ができるか考える


 短編小説を好む人は、短い作品だから読むのです。手軽であればあるほど良しとされます。しかし、自分のスタイルは保つ必要がありますし、何よりも作品として完成していることが大事です。

 本記事はなろうラボ×KaKuKaKuのコラボ「第二回 評価シート付き小説レビュー企画」のために執筆いたしました。

 これから短編を書く人、すでに書いた作品をブラッシュアップする人に向けての記事です。より良い創作を応援しています。


 ネットで稼ぐ手段として「広告」「企業案件」「販売」「寄付」を扱っています。フリーライターの原稿料や仕事内容など掲載しているので、アフィリエイターやブロガーにも参考になります。小説家や作家向けの情報もあります。

文筆家として生活したいのなら、フリーランスがオススメ


質問内容
文章書いて収入を得る方法について記事を書いて欲しいです。
あとライターってどんな仕事なのだろうという興味もあります。
どうやってなる?執筆量?給料、大変さ等々。
よろしくお願いします。

 お題箱にて、上記の質問が寄せられました。

「文章を書く」と言っても小説家なのか記者なのかで意味合いが違ってくるのですが……。利用する物や仕事内容に関しては、大体同じです。

 どういったツールを使うのかは、目次に書いてあるとおりなのですが、読んでいただく前にひとつだけ忠告しておきます。



どれも楽じゃねえぞ!



 ……どうやって稼ぐにせよ、フリーランス(個人事業主)として活動することになります。ゼロから積み上げていく必要がありますし、「いきなり月収10万円!」なんてことにもなりません。継続こそがすべてです。芽が出るまで泥水をすする覚悟がある方だけ、以下の文章を読んでください。

 結構長いので、読むのが面倒だと思ったら最後のまとめを読んでいただければ大丈夫です。

サイト・ブログ(広告サービス)


仕事内容:情報提供、商品・案件紹介、制作物まとめ

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 元手ゼロから始めることができ、継続すれば誰でもお金を稼ぐことが出来ます。物を売ったり、営業しなくてもいいので執筆に専念できる……これは物書きとしては大きなメリットでしょう。人気ブログになれば、何もしなくても自動的に利益を出してくれます。入り口は広く、奥は深いので、とりあえず手を出して損はないです。

 アドセンスのみだと、1pvあたり0.1~0.2円ほどしか稼げません。月30万円に到達するには月間200万pv稼ぐ必要があります。個人運営の場合だと、月間50万~100万pvが限界なので、戦略をしっかり立てないと厳しいですね。コンテンツが充実していないとGoogleから評価されないため、最低でも500記事くらいは書かないといけません。

狙うなら人気ジャンルでニッチな情報を提供しよう


 できるだけ検索エンジンから人が来そうなジャンルを狙って、競合になるサイトは出していない情報を投稿しましょう。Amazonが提供している商品広告サービス「Amazonアソシエイト」を利用しやすい分野が理想的ですね。専門知識を提供するスタイルが安牌なので、日々のインプットが大事になります。

 専門知識や技術をもっていない場合は、ゲーム系・海外翻訳・キュレーション(まとめブログ)で勝負すると良いですね。どれも元手ゼロで参入できて、バカでもできます。ただ、こういったジャンルは椅子取りゲームなので、ニッチな情報を取り扱うしかないのが厳しいところですが。既存サイトとコンセプトが少しでも被っていると、需要が生まれません。

広告収入で生活するのなら、pvが必要。
より少ないpvで稼ぐ工夫をしよう。
ブログのコンセプトがすべて。

企業案件


仕事内容:取材協力、商品レビュー、企画・制作

 企業から仕事を受注して、報酬を得るスタイル。いわばフリーライターですね。原稿料は発注先・仕事内容・自分自身のブランドによって違ってきますが、金持ちの企業だと約1500文字で1万円程度。そうじゃなくても3000~5000円くらいは貰えます。ちなみに専属ライターだと単価が下がったり、時間拘束が厳しくなったりと、サラリーマンと変わらないので基本オススメしません。

 メリットは何と言っても安定性。書けば書くほど収入が増えるので、1番稼ぎやすいです。企業から商品レビューを依頼されたのなら上記の金額以上の報酬が貰えますし、企業側に気に入られたら他にもお仕事をお願いされたりします。文章に中身さえあれば、細かい部分は編集者が直してくれるので執筆が楽という利点もあります。

 ただ、フリーライターはコミュ力がないときついです。実力や知名度があれば向こうから依頼してきますが、そうでないのなら自分から仕事を取ってくる必要があります。ライター仲間から仕事を振られることもあるので、友達作りが上手い人じゃないと厳しいですね。後、実際のところは貧乏なフリーライターが多いです。

狙うならTwitterとブログをやっておこう


 Twitterでの活動は必須です。友達ができやすくなるので。自分の出来ることや、やりたいことをアピールしまくれば、仕事が回ってくることもありますしね。世の中、ググっても出てこない案件もありますし、そういう時にも人脈が役立ちます。後は、ブログ運営と併用したほうが良いです。企業側に自分の文章サンプルを見せる時に便利なのと、ブログから依頼がきたりするので。

 インターネット上で案件を探すのなら、クラウドワークスや求人情報サイトがまず思い浮かんでくると思いますが、TwitterやFacebookといったSNSでも募集していることがあります。後は、企業サイトで直接ライターを募集していることも。とにかく自分で調べまくって、良さそうな案件があったらとりあえず連絡しましょう。

自身の知名度とともに単価が上がる。
企業側が連絡しやすいように配慮しよう。
安い仕事は引き受けないこと。最低でも1000~2000文字で3000円以上は貰おう。

販売


利用物:Kindle、note、通販サイト、メルマガ、ブロマガ

 自分で電子書籍や同人誌・同人ゲームなどを作って、通販サイトに委託するスタイル。自費出版とも。メルマガや情報商材もここに含まれます。1発当てればでかいけど、売れるのはほんの一握りです。小説家やシナリオライターといった人たちにとっては理想的な稼ぎ方ではあるのですが、違法ダウンロードには注意したいところですね。

 良いものを作れば必ず収益に繋がるのがメリットですね。需要があれば口コミで広がっていきますし、上手くいけば金の成る木状態になることも。量より質が重視される世界なので、無理のない執筆活動ができます。個人やサークルで直接販売する利点は、価格設定が自由なのと、手取りが高いことでしょうか(調べた限りの情報です。自分は販売をしたことがありません)。

 デメリットとして、口コミが広がるまでに売り続けるのが難しいです。影響力のある人に商品紹介してもらえば良いのですが、それにはお金がかかります。仮に宣伝してもらったとしても、本当に良いものでないと効果はありません。実力に自信がある人向けですね。後は、ジャンルによっては在庫を抱えて、逆に損をすることがあります。

狙うならまず無料から


 まずは無料で良質なものを作ることからスタートしましょう。web小説を書いたり、フリーゲームを作って知名度を高めてから、新作は有料で販売するのが望ましいです。外伝や設定資料集なんかも売れるでしょう。在庫を抱えないために、ダウンロード販売が定石です。ブランドがない内は、大勢から少額を集めるスタイルが良いですね。

 流行ジャンルは知名度の勝負になってしまうため、避けましょう。マイナージャンルだと固定客がつきやすいです。エンタメ作品はアイデア勝負なので、「上手い」よりも「面白い」を心がけましょう。また、個人制作だとプロデューサーや編集者がいないので、自分の作品を客観的に意見してくれる人は必要です。

まずは人気を稼ぐことからスタートしよう。
在庫を抱えないようにしよう。
影響力のある人に宣伝してもらおう。

寄付・投資


利用物:銀行口座、仮想通貨、Amazonギフト券

 不特定多数に「価値のあるものを提供するから金をくれー!」と言って、資金調達するスタイル。投げ銭、パトロンとも言う。日本では資金決済法という法律があるので、日本円を送る場合は銀行振込が基本となります。しかしAmazonポイントのようなサイト内アイテムや、ビットコインのような仮想通貨だと自由にやり取りができます。

 メリットについて。日本円にこだわらなければ、すぐにお金を受け取ることができます。自身のサイトに銀行口座やメールアドレスを掲載するだけでOKなので、手間がかからないのも利点です。作家、研究家、エンターテイナーいずれにしても効果が見込めるので、とりあえず利用して損はないです。

 デメリットとしては、メイン収入にはならないことですね。日本では「クリエイターに頑張って欲しいから寄付する」という文化が弱く、よほどのことがないと金額は期待できません。定期的な収益にも繋がりにくいです。高額を集めたい場合は、何かしらの事業を起こすための資金調達として……つまり投資という形になるでしょう。


狙うなら自身のタレント性が大事


 現状では「こうすれば稼げる!」という定石は存在しません。ただVALUやYouTubeのスーパーチャットなど、着実に投げ銭文化が育ちつつあります。普通に文章を書いているだけではまず期待できないので、上記のwebサービスを利用しましょう。動画制作や生放送など色々やったり、TwitterやFacebookといったSNSでファンを増やしまくれば、誰かしら支援してくれるのではないでしょうか。

 後は、露出を増やすのと同じくらいキャラクター性も大事です。個性、オンリーワンと言い換えても良いですね。先天的な性格(才能)があれば楽ですが、そうでない場合はとにかくトーク力を鍛えましょう。話題をたくさん持ってる人は、それだけ印象に残りやすいので、色んな経験をするだけで個性になりますね。

基本、メイン事業のおまけ程度に考えよう。
新事業でお金がかかる場合は、VALUやクラウドファンディングで募ろう。
色んなサイトを利用してファンを増やそう。

【まとめ】前進あるのみ


 以下のような流れが定石になるかと思います。


  1. サイトや各種投稿サイトで、無料作品を提供する。
  2. 人気が出てきたら、ダウンロードコンテンツを販売。
  3. ブランドが確立されてきたら、企業案件で稼ぎつつ業界人と繋がる。
  4. 大きな事業をしたくなったら、寄付を募る。


 そして、上手くステップアップしていくには、以下の3項目を意識しましょう。


  • 本を読みまくれ
  • 文章を書きまくれ
  • 友達を作りまくれ


 どういった本を読むのかとか、どういう文章を書くのかとか、どんな友達を作るのかとか、そんなのはどうでもいいです。とにかく昨日の自分より成長すれば問題ありません。


 ここでは「小説家になろう」にて掲載されている小説作品『恋する氷華の星間戦争』を紹介しています。 

概要&あらすじ

作者名:茅野可南子

「戦争を終わらす。一緒にやりませんか」
 グランダ軍の司令部で暇を持て余していた千宮氷華は、そう男に誘われた。
 誘ってきた男の容姿は悪くはない。ついつい不純な動機で承諾したら艦艇勤務へ(実質左遷)。
 惚れた弱みで男に協力するうちに、とんでもないことへとなっていく。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
 作品に対する率直な意見や、指導をお待ちしております。

(作品ページより引用)
※上記のブログカードをクリックすれば、作品ページへ飛びます。

ジャンル


 SF+ミリタリー+歴史物。宇宙戦艦に乗って戦争したり、主人公(女)が司令に恋をしたりするお話です。

雰囲気


 三人称視点。世界観に関する説明が大部分を占めているので、普通の小説とはちょっと雰囲気が違いますね。設定を楽しめる人にはオススメですが、そうでない人は退屈に感じてしまうかもしれません。

キャラクター


 10万文字時点で主要人物は3人とかなり少なめ。恋愛要素も多少あります。人物の説明に結構字数を割いているのですが、人間関係という観点で見ると、少々希薄に思えました。

オリジナリティ


 宇宙戦艦物はSFの定番……の割りには全然見かけないですよね。宇宙という未知の世界を歩きつつ、狭い空間で仲間たちと交友を深める。そういったメリットのあるジャンルですので一定の需要はありますし、「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦艦ナデシコ」が好きな人は懐かしいのではないでしょうか。

感想・評価


文法・文章評価:2pt
物語(ストーリー)評価:3pt
3-(9)「報道官セシリア」までの感想

 正直なところ「自分との相性が悪いな」といった気持ち。書こうとしてる物は悪くないんだけど、こういうのは文章力に依存しちゃうので。文章うるさいマンとしては問題点を多々見つけてしまうのですが、文章にしても物語にしても少々独特で、普通に指摘するのも躊躇してしまうんですよね。定石を磨くよりも、個性を伸ばす・補助する方向でアドバイスできたらと思います。

 文章評価について。かなり荒削りな部分が目立っていました。無駄な説明が多すぎるせいでひとつひとつのシーンが長くなりがち。特に会話シーンでの「○○はこういう人物だ」という説明が続くのは避けたほうが良いですね。キャラクターの描写は表情や仕草などの、身体の動きで描写したほうが効果的です。

 物語評価について。まず言いたいのは、あらすじと中身が微妙に合っていないこと。あらすじの段階だと恋愛物かと思ってしまうのですが、10万文字の時点では恋愛っぽい空気はほぼ無し。作者としてはSFとミリタリーと歴史物を組み合わせた作品が書きたかったのだと思いますが、それを魅せるための軸になる「恋愛」「戦争」といった要素が弱すぎます。小説において世界観そのものを主軸にするのは難しいので、読者を引っ張るキャッチーなものが欲しいですね。

評価基準
  1. 褒めようがない
  2. 読んで理解できる文章 or 物語
  3. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りを心がけている
  4. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りができている
  5. 商業作品レベル。文句をつけられない

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 レーベルに所属するよりも、個人事業主として音楽・漫画・小説などの創作活動をしたほうが良いという話です。

書籍化で喜ぶのは時代遅れだ!



うにゃー!

どうしたんだいネコくん

Twitterのフォロワーさんが書籍化デビューしてるのにゃ!

へー、おめでたいじゃないか。

ものすごい羨ましいのにゃ!

ネコくんも書籍化したいのかい?

当たり前だにゃ。アマチュアの物書きにとって書籍化は最大の夢なんだにゃ。

なんで書籍化したいんだい?

印税が貰えるし、本屋に自作品が陳列するのは考えただけでも楽しそうだにゃ。何よりも作家として生活できる第一歩じゃにゃいか。

なんだそんなことか……。

なんだとはなんにゃ! 文章書いて生計を立てるのは物書きの夢なんだにゃ!

よほどの大物作家じゃないかぎり印税なんか大した金にならないよ。今の時代だったらプロデビューしなくても文筆活動で食っていける。そもそもデジタルな現代で、製本や本屋という物質的なものにあまり価値はないと思うね。

そんにゃ……でも、売れてる作家はみんなレーベルに所属しているにゃ!

そういう時代はもうすぐ終わるんだよ。すでに音楽業界ではレーベルに頼らずとも成功しているアーティストがいるんだ。




 ヒップホップアーティストのChance the Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)は、制作した楽曲をネット上で無償配布することで知名度を上げていきました。

 まずは多くの人に作品に触れてもらい、ファンを増やして次のステップに以降する……ここまではよくある話です。チャンス・ザ・ラッパーのすごいところは、有名になったのにレーベルと契約せず、楽曲を無償配布し続けていることです。

 それでいて収入や知名度は、エミネムやNASといった有名人たちと張り合えるレベルにあります。個人だけでここまで上り詰めることができる……そうなると、レーベルに所属する理由が何なのか、わからなくなってしまいますよね。

 昔は「音楽・漫画・小説で食べたいのならレーベルと契約しなくちゃ」というのが当たり前でしたが、その神話は崩れ去ろうとしています。そして悲しいことに、多くの人たちが、その事実に気づいていません。

 そこで今回は、未だに書籍化だのプロデビューだのに囚われている皆様の目を覚ましてあげようと思います。

書籍化・プロデビューのメリット


 どこかのレーベルでプロデビューすると、以下のメリットがあります。


  • 印税が貰える
  • 宣伝は広報が頑張ってくれる
  • 知識のある編集者に色々教えてもらえる
  • 人脈が作れる


 レーベルに所属するということは、チームで動くこととほぼ同義です。これまで一人で頑張ってきた身からすると「小説を書くことに専念できる」という環境は素晴らしいものでしょう。宣伝する必要はないし、校正も他の人がやってくれる。さらには企画やネタ出しに関しても、編集者が助けになってくれることもあります。

 編集者は色んな人と会うので、人脈が広いことが多いです。自分が求めるのなら編集者を通じて他の作家と会うことができますし、大学教授や芸能人といった人に取材するのもありえなくはないでしょう。仕事面でもラジオや生放送に呼ばれたり、下読み・選考などでお給料をもらったり……実力があればの話ですが、個人の時では考えられないほど活動の幅を広げられます。

 ……問題なのは、上記の恩恵を本当に受けられるのかどうかですね。

レーベルによっては、全く恩恵を受けられないことも?


 実際のところは「人気のweb小説を書籍化して、楽に稼ごうぜーwwww」と考えているレーベルが少なくないのです。

 小説投稿サイトに掲載された文章をコピペすれば十分。作家は使い捨てだから育てない。小さな出版社だから人脈もないし、やってる事業もたかが知れている。「売れるための宣伝? 作者さんはネット上で人気なんだから、作者さんがやってくださいよ」

 ……印税は貰えますが、期待はできないでしょうね。しかも結局のところ「ファンをお金に替えただけ」です。書籍化とかプロデビューの喜びって「自分の書いた本が店に並んでる!」程度のものなのでしょうか。それだったら自費出版すれば誰でも達成できますよね。作家として活動したいから……その第一歩だから、書籍化すると嬉しいのではないでしょうか?

 貴方が頑張って書いた作品を、クソみたいな出版社の肥やしにして嬉しいですか?

 だったら、自分ひとりでマネタイズしたほうが良くないですか?

人気があれば自分一人で稼ぐことが出来る


 プロデビューのメリットに「広報が宣伝してくれる」を挙げましたが、そもそも元から人気があれば宣伝する必要はありません。無条件で読んでくれる人が一定数いれば、後は良いものを作っていれば十分な宣伝になるからです。確かに企業の力を借りればすぐに知名度は上がりますが、いつの世も口コミが最高のマーケティング効果を発揮してくれます。

 人気があれば、後は商品を出すだけで簡単にお金を稼ぐことができます。漫画や小説であればプロットや設定資料集を有料で配布すれば良いですし、音楽であればライブがありますよね。ダウンロードコンテンツやグッズ販売や寄付は、どのコンテンツでも扱えます。ものすごく有名になれば握手会を開くだけで十分すぎるほど儲けることができるでしょう。

プロデビュー最大のデメリットは「組織に所属してしまう」こと


 レーベルに所属して活動すると、これまで自由にやっていた創作活動に制限がかかります。企業の利益のために物作りすることになるので、好きなものは書けなくなります。「好きなものは趣味でやればいいじゃん」と思うかもしれませんが、そうもいきません。売れるものを作らないと趣味も続けられなくなるので、そこまで気が回らなくなるクリエイターがほとんどだからです。

 企業が良いと思ったものよりも、自分が良いと思ったものを作っていたほうがずっと幸せです。現代では個人で稼げる土台が出来ていて、徐々に無所属のクリエイターが活躍してきています。だったら、プロデビューに大した意味はあるのでしょうか?

書籍化が悪だとは言わない


 書籍化やプロデビューに様々なメリットがあることは説明しました。ちゃんとしたレーベルであれば、所属することで膨大な経験値を積めることでしょう。自分が主張したいのは「本を出すこと自体に何のメリットもないし、どこも偉くないよ」ということです。

 目先の漠然とした名誉よりも、もっと実用的な思考で立ち回ったほうが賢いと思います。


 ここでは「小説家になろう」にて掲載されている小説作品『友よ、僕は魔王でした』を紹介しています。 

概要&あらすじ

作者名:芥生夢子

数十年に一度復活し、世界を混沌に陥れるという竜魔王――。

勇者の血を引く剣士レイと捨て子だったリーベは兄弟同然に育った親友同士で、将来は共に魔王を倒すことを夢見ていた。
だが、レイが父から勇者の剣を継いだその日、魔王として目覚めたのは友であるリーベだった。

「お願いがあるんだ。必ず、必ず僕を倒しにきて」

そう懇願するリーベに、レイは「必ず魔王を救ってみせる」と宣言する。

勇者としての使命、守るべき民、救いたい親友。
葛藤しながら旅を続け、仲間を得て、勇者は魔王の元を目指す。

運命に翻弄される勇者と魔王の、友情を描いたファンタジー。

(この作品はカクヨムでも掲載しています。)

(作品ページより引用)
※上記のブログカードをクリックすれば、作品ページへ飛びます。

ジャンル


 バトル要素ありのハイ・ファンタジー。小さい頃から仲良しだった男の子2人のうち、片方が勇者に。片方が魔王になって戦う運命におかれてしまいます。勇者は旅をしながら仲間を集めて魔王を救うために修行をする、というお話です。

雰囲気


 三人称視点。ひとつひとつの段落は比較的長めで、web小説よりは書籍のほうを参考にしている文体ですね。暗めなお話が多いというのもあって、がっつり読みたい人にはオススメの作品です。

キャラクター


 男性キャラが中心ですが、男女問わずに楽しめるかと思います。長期連載を想定しているからか、自分が読んだ段階(約6万文字)では、主人公以外のキャラクターの掘り下げは少し物足りないですね。

オリジナリティ


 ちゃんと王道RPGをしつつ、物語のメインテーマ「友達だった勇者と魔王」を掘り下げていくのが良いですね。エンタメで話を進めて、文学で立ち止まらせる。基本といえば基本なのですが、きちんと出来る人は少ないですよね。

感想・評価


文法・文章評価:3pt
物語(ストーリー)評価:4pt
第六話「サリアとダリス」④までの感想

 小数点が許されるのなら、両方を3.5点にしたい作品でした。技術は平均以上あるのですが、プロット部分に甘いところがあって「ファンタジー、もしくは連載物を書き慣れていないのかな?」といった印象。しかし今流行のファンタジー物とは違った色が出ていて、惹かれるものがありました。

 文章評価について。文章自体は悪くはないのですが、ファンタジー作品としてはいまいち。というのも、新たな展開が始まる時の「動き」の描写がさらっとしすぎていてインパクトに欠けていたからです。エンタメを意識するのなら、もうちょっとアニメ的な流れを意識した文章構成にしたほうがいいと思います。

 物語評価について。シーンの積み重ねが上手いと思いました。世界観や歴史を見せる時、同時に主人公のバックボーンを作っていったり。他のキャラクターが中心になっている時に、その心情を主人公に重ねたり。ひとつひとつのシーンが主人公に集約していくので、読んでいて気持ちいい……反面、他のキャラクターの葛藤が薄くなってるのが惜しいですね。

評価基準
  1. 褒めようがない
  2. 読んで理解できる文章 or 物語
  3. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りを心がけている
  4. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りができている
  5. 商業作品レベル。文句をつけられない

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 猿にでも分かる!ビットコインや仮想通貨(暗号通貨)の説明と、電子マネーとの違いを解説。一般的な使い道についても考察しました。読むのが面倒くさい人のために、最後に特徴を箇条書きにしています。

ビットコイン(仮想通貨)とは?


 ビットコインとは、世界中で使うことの出来る通貨です。現金のように形のあるものではなく、インターネット上にデータとして保存されています。どこかの国や組織が管理している物ではありません。

 2009年にサトシ・ナカモトという日本人が考案したとされています。「自由度の高いお金」というコンセプトに惹かれる人が続出し、利用できる店舗が世界規模で増え続けています。需要が高まる一方で、日本では投機の対象となっています。

電子マネーとの違い


 電子マネーとは日本円をデータ化したものです。国内でしか使うことはできませんし、法律上では日本円として扱われます。利用するには専用のカードを作る必要があり、多くの場合はそのカードを使って決済・チャージをすることになります。

 ビットコインのような仮想通貨は、日本円ではありません。特定の国や組織が管理しているものではなく、完全に独立しています。そのおかげで法律によって縛られないのが最大の特徴です。

仮想通貨のメリット


 ビットコインが円、ドル、ユーロらの現金にはないメリットは、以下の通りです。

  1. 世界中で使える
  2. 法律に縛られにくい
  3. 一部の外貨より信用できる

 世界中で使えるという特徴は、海外旅行や海外通販を利用する時に役立ちます。例えばアメリカに行って買い物をしたい場合は、手持ちの日本円をドルに両替しなければいけません。この時に手数料がかかってしまいますが、ビットコインなら両替する必要がないですし、クレジットカード会社のような仲介・代行業者を介する手間もある程度は省けます。送金がスピーディで、銀行だと翌日振込みになるところを10分で済ませることができます。

 法律に縛られにくいという特徴によって、日本円では不可能なことを可能にできます。例えば資金決済法という法律のせいで、銀行と資金移動業者しか現金の移動ができません。つまり、個人間送金は制限されているのです。しかし資金決済法は日本円に関する法律なので、ビットコインは対象外です。数秒の動作で、いつでも・どこでも・誰とでもお金の送受信が可能なのです。

 一部の外貨より信用できるという特徴は、日本ではあまり実感できない話です。中国が発行している人民元は偽札が多いので、電子マネーや仮想通貨のほうが信用できます。キプロス共和国では全預金に6.57%~9.9%の税金をかける「キプロス・ショック(キプロス危機)」という金融危機が起きました。その際に税金対策として、ユーロやキプロス・ポンドをビットコインに替えて難を逃れる人が現れました。さらに政情不安定な国だと、国そのものが潰れて現金に価値がなくなる可能性もあります。そういった数々の生活問題を事前に回避できるのも、ビットコインが愛される大きな理由です。

仮想通貨のデメリット


 ビットコインにも様々なデメリットや問題点があります。それが以下の3点です。

  1. 取引所が倒産する
  2. 相場が不安定
  3. 今後どうなるか分からない

 2014年にMt. Gox(マウントゴックス)というビットコイン取引所が倒産しました。そこにビットコインを預けていた人たちはすべて消失してしまい、支払ったお金は戻ってきていません。社長のマルク・カルプレス氏は「原因はサイバーハックだ」と言っていますが、真相は不明。……とはいえ、取引所は銀行と比べて資産と人材が足りていない企業ばかりなのは事実です。「若い企業にお金を預けるのは気が引けるよね」という状況で、このような事件が起きてしまっては、取引自体が不安になってしまいます。

 ビットコインは相場が不安定で、1日に20%くらい価格変動しても珍しくありません。そうなると日本円換算でビットコインを支払いたい場合は不便ですよね。例えば1000円分のビットコインを支払う場合、何BTCを払えば良いのか相場を調べないといけません。現在の価値が感覚的に分からないというのは、大きなデメリットです。「仮想通貨で買い物がしたいから」と、100万円分のビットコインを購入して、翌日には100万円が50万円になってしまった……というケースも起こりうるので、メインの決済方法としては使えません。

 新しい技術・概念がいくつも採用されているため、今後どうなるか分からないというのも大きな不安点です。まだまだ歴史が浅いので、これからも通貨として存続できるか断言できる人がいないんですね。現にシステム上の問題があって、ビットコインは分裂して「BCC(ビットコインキャッシュ)」が生まれました。ビットコインによって大きな利益を得ている人は多いので、存在自体が消滅することはないと思いますが、既存の特長が失われる可能性はあります。法律の改正によって、持ち前の自由さが消えるかもしれませんしね。

【取引所】
 ビットコインをはじめとする、仮想通貨の売買や保管をしてくれる企業。日本では主にCoincheck、bitFlyer、Zaifが人気である。

【BTC】
 ビットコインの略称または単位。1BTC=ビットコイン1枚。最小単位は「1Satoshi」と言う。詳細は以下を参照。
0.01BTC=1cBTC
0.001BTC=1mBTC
0.000001BTC=1μBTC
0.00000001BTC=1Satoshi

【BCC/BCH(ビットコインキャッシュ)】
 主に中国の富裕層が支持している仮想通貨。ビットコイン利用者増加によって、システム上の問題が生まれてしまった。解決策としてプランAとプランBが提示されたのだが、どちらの勢力も譲らなかったため、ビットコインは分裂することになった。

ビットコインの信用性


 ビットコインは発行量が決まっていて、2040年には2100万BTCまでが世界中に流通します。これは金(きん)と同じで、金も埋蔵量が決まっている(増えることがない)から、価値があるわけです。もし好きなだけ増やせるのだとしたら、ビットコインを発行しまくって価値が暴落する危険があります。「少なくともジンバブエみたいなハイパーインフレにはならない」ということが分かっているので、ある程度の信用をもって取引ができます。

 ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨には、中央銀行のような管理の大元が存在しません。世界中の誰もが取引データを閲覧できて、計算結果を全員で共有・管理しています。このシステムを「ブロックチェーン」と言います。そのおかげでデータ改ざんによる通貨偽装を防ぐことができるので、偽札のようなものは生まれません。ちなみに、取引データは暗号化されているので、個人情報漏えいの心配もありません。

ビットコインの使い方


 基礎的な説明はここまで。

 現在の日本では、投機の対象としか見られていないビットコイン。「ギャンブルなんかやりたくないよ~」という人には、手を出しづらい状況かと思います。

 しかし、通貨として大変便利なのは事実。使い方次第では今までの生活をより充実させてくれます。

取引を簡略化し、保険として持っておく


 一般人からすると、以下の3点が主な使い方となるでしょう。

  1. 楽な決済方法として
  2. 日本円のサブとして運用
  3. 日本円の価値が暴落した時のために備える

 スマホで購入できて、スマホで決済できるので、電子マネーとして使うことができます。取引が簡単になりますし、小銭も増えない。ビットコインを持っていればサイフがスリムになりますし、そもそもサイフを持つ機会が減るかもしれません。……しかし、国内では利用可能な店舗がまだまだ少ないので、未来の話になってしまいますね。

 海外通販を利用する場合、手数料を抑えたい場合、今すぐ送金したい場合など……現金よりも、ビットコインのほうが得をするケースは多いです。人によっては「仮想通貨じゃないとダメなんだ!」という場面も出てくるでしょう。そういった状況に備えて、ビットコインをいくらか保有しておくと安心ですよね。

 日本は非常に安定した国で、現金に対する信頼も厚いです。しかし、世の中何が起こるか分かりません。日本円が紙切れになる可能性も、全くないとは言い切れないかもしれません。そういった事態に備えて、資産の何割かをビットコインに替えるという選択もあるでしょう。

作家・クリエイターは絶対にビットコインを使え!


 日本は優秀な作家・クリエイターが多いのですが、作者たちが出した利益はあまり還元されていません。中古市場が強いですし、無料文化が育ちすぎて「創作物はタダで提供されるものだ」という価値観が生まれつつあります。漫画家も小説家も印税だけで食べていける人は極わずかで、才能があるのに兼業を強いられる人たちばかりです。

 日本には寄付・投資といった文化が未熟です。中国のホームレスたちは身体や持ち物にQRコードを貼りつけて、通行人から投げ銭を受け取っています。対して日本のクリエイターは自分のサイトにAmazonほしいものリストすら公開していません。そのうえで「アニメーターやってると生活できない」とか「お金欲しいので作品を買ってください」と苦しんでいます。

 ビットコインは簡単に個人に向けて送金できます。誰でも寄付を募れるし、どこからでも受け取ることができます。例えば、こういう状況だって起こりうるわけです。

もし貴方のサイトにビットコインの寄付アドレスを設置したら

「古本屋で買った漫画、意外と面白かったなぁ。でも、中古だと作者にお金が届かないんだよなぁ」

「他の作品を出してないかなぁと思ってググったら、作者のサイトが出てきたぞ」

「ふむふむ。この作者は面白いものを作るのに売れてないんだなぁ」

「あ、ビットコインのウォレットアドレスがある。ここから投げ銭ができるぞ」

「この間は作者の漫画を定価500円のところ、中古価格の100円で買ったんだ。だったら400円分のBTCを寄付しようかな」


 作家・クリエイターにビットコインをオススメするもうひとつの理由として、個人で商売をしやすいというのもあります。現在でもクラウドソーシングによって個人でも仕事を依頼・受注できますが、「クラウドワークス」や「ココナラ」といったサービスを利用することになり、そのサイトで決められたルールのなかで活動することになります。手数料も馬鹿にならないのが痛いですよね。

 ビットコインを利用すれば、完全に独立した環境で商売を始めることができます。どんなアイデアも邪魔されることなく、自分自身でルールを決められるのは魅力的ですよね。……といっても、ビットコインがもっと普及しないと難しいのですが、いつか訪れる「気持ちよく稼げる未来」のために、今から利用を検討するべきでしょう。

【ウォレット】
 仮想通貨を保管するインターネット口座のようなもの。アドレスを晒すことで送金ができる。

【クラウドソーシング】
 インターネットを介して、不特定多数に向けて仕事を依頼したり、募集している仕事内容から気に入ったものを受注するサービス。「仕事を頼む人と、受ける人の出会い系サイト」と考えると分かりやすい。

ビットコインについて抑えておくべき10個のポイント


 かなり長い記事になってしまったので、ビットコインの特徴について箇条書きでまとめてみました。

  1. 仮想通貨とはデータ上のお金のこと
  2. 国が関与していない、独立したお金
  3. 世界中で使える
  4. いつでも、どこでも、誰とでも送金ができる
  5. 送金速度が早い
  6. 法律の影響を受けない
  7. みんなで取引を管理するから安心安全
  8. 発行量が決まっているから価値がある
  9. 投機の対象にもなる
  10. 相場が安定しない

 文章を読むのが面倒な人は、上記の10箇条を覚えておけば大丈夫です。

 気になった方は、以下のバナーから登録してみてください。アカウント登録は数分で終わり、本人確認もインターネット上のやり取りで簡単に済ませられます。

ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin


 ここでは「小説家になろう」にて掲載されている小説作品『生まれつき魔族と戦士族』を紹介しています。 

概要&あらすじ

作者名:稲木なゆた

 他国への侵略を繰り返し、世界を呑みこもうとする勢いで成長を続ける大国、セヴィオール帝国。
 その帝国が支配する大陸の端に、モルタリアと呼ばれる小さな王国がある。

 かつては帝国内の小さな町でしかなかったその国は、魔術と呼ばれる不思議な力を操る魔族《マグス》と、圧倒的な身体能力を誇る戦士族《ベラトール》という二つの新たな種族の誕生によって、めざましい発展を遂げていた。

 だが、そんな世間の華々しいイメージの裏側で、二種族との共存を望まない多くの人間たちは、国の崖下に集落を作って生活していた。
 そこは毎日のように雨が降り、大地が水に浸かり、陽の光もろくに届かない世界。崖の上で暮らす人々は、いつしかそこを〝下段〟と呼ぶようになった。

 これは、そんな下段で何も知らずに育った二人の子供が、やがて人や国の大きな陰謀に巻き込まれていくまでのお話。

(作品ページより引用)
※上記のブログカードをクリックすれば、作品ページへ飛びます。

ジャンル


 およそ裕福とはいえない場所で生まれ育った主人公の2人(男女)が、類まれない才能を見込まれて学院に入り、勉強や人間関係に楽しんだり苦しんだりする話。バトル要素ありのハイ・ファンタジーです。

雰囲気


 三人称視点。文章量自体はweb小説として適度。描写・説明は薄めですが、キャラクターの心理描写はしっかりしているので、十分楽しめるかと思います。

キャラクター


 登場人物の数は多いのですが、書き分けはできているので覚えやすいです。男女の数は大体同じくらい。格好いいキャラも可愛いキャラもいるので、男女ともに楽しんで読めるかと思います。

オリジナリティ


 キャラクターを見ているだけでも面白いですね。主人公(女)のほうはバカに見せかけて、ちゃんとバックボーンを感じます。他のキャラだと、あえて重要なことを語らないことで存在感が出ていたり。キャラ作りの基本はできているし、その場に応じての情報量も適切ですね。後、絵が上手い。

感想・評価


文法・文章評価:3pt
物語(ストーリー)評価:3pt
「Reminiscence:マルナ」までの感想

 面白い部類の作品ではあるのですが、そのわりにはポイントが低い作品ですね。上の評価はやや控えめにしていますが、少なくとも底辺は脱出できるレベルとポテンシャルを持っています。それではなぜ人気が出ないのかというと、以下の部分が問題になっているかと思います。

 文章については、可もなく不可もなしで、やや不可。最低限の読みやすさはあるのですが、場所・人物の描写がなくてイメージしづらいところがあります。後は描写による盛り上げ……「ここで読者に、こういう気持ちになってもらおう」という場面なのに、文章があっさりしすぎていて物足りなさを感じました。後は、サブタイトルをしっかりつけた方が良いですね。

 ストーリーについては、4よりの3といったところ。キャラクターは悪くないから楽しめるのですが、物語構成において2つくらい大きな弱点があって、そこで損をしています。ひとつ目は、最初に世界観(舞台設定)についてきちんと描写してほしかったという点。もうひとつは、バトル物を連想させる要素がたくさんあるのに、重みのある戦闘シーンがない点。自分が読んだ時点で20万文字くらいはあるのですが、それまで大きめな事件(もちろん、バトルを絡めて)が最低でもひとつは欲しかったですね。

評価基準
  1. 褒めようがない
  2. 読んで理解できる文章 or 物語
  3. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りを心がけている
  4. 効果的な描写作り or 印象的なシーン作りができている
  5. 商業作品レベル。文句をつけられない

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